出口の町2 / 吉江 淳
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「『自分の外側にあるもの』と出会うこと」が写真なのだと言います。同じ土地のなかで出会ったものに対して繰り返し反応=撮影していく。
このように写真を捉える吉江氏が発表する作品は、主に風景をモチーフとした写真であり、なかでも写真集『出口の町』vol.1-5(salvage press、2018−2021年)には、吉江氏にとっての地元と言える風景が写されています。
日々の生活で出会い、反応し、撮影する過程で形づくられていく、吉江氏にとっての故郷の風景。それは、太田で生まれ育ったことで自身に刻まれた、曰く「自然と人工との中途半端な距離感」を持つ景色であり、ここに連載される写真にも、濃淡を持ちつつ、さまざまな姿であらわれることでしょう。
写真: 吉江淳
発行: 吉江淳写真事務所
サイズ:B5